100年前に人工的に作られた明治神宮の森をフィールドワークしました。認定NPO法人自然環境復元協会の環境再生医資格認定講習2016が1月9日(土)、10日(日)の2日間にわたって行われ、中級、上級の受講者のみなさんは、10日に、100年前の明治天皇崩御に伴って造営された明治神宮の森のフィールドワークを行いました。
林学者の本多静六博士が考えた「永遠に続く森」は、150年でクライマックスに達し、自然の森になると計画されましたが、第一次調査(50年後)、第二次調査(100年後)の調査の結果、目論見より50年早い100年で、当初の計画の「永遠に続く森」に近づいたことが明らかになりました。
明治神宮の森は、人の入るゾーンと全く人の入らないゾーンの棲み分けを行い、人と自然が両立する空間を作り上げ、人工の森、すなわち人が作った森でありながら、自然の森となった世界でもまれに見る自然復元の場所となりました。この経緯については、先頃、NHKの放送番組で報道されましたので、ご存じの方も多いと思います。まちサポのメンバーを含む環境再生医受講生のみなさんは、この森に入る機会を得て、感動の体験をすることができました。
樹高30mに及ぶシラカシの巨木が天空を覆っている